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Prospect Cottage

気が付けばイギリスに暮らすようになって長くなりますが、
日本にいた時から心の片隅にあってずっと訪ねてみたかった場所がありました。

何故今まで実現しなかったのかは、自分でもわかりません。
実際に目の前にすると切なすぎるような複雑な思いがあったからかも。

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映像作家であり、画家、舞台美術家や
衣装デザイナーとしても知られるデレク・ジャーマン

私が初めてジャーマンの事を知ったのは、彼が80年代半ばに
英国のバンド The Smiths の 'The Queen Is Dead' や
'There Is A Light That Never Goes Out' などの音楽ビデオを手掛けた時でした。

このブログでは食やガーデニング話に限った内容を綴っていますが、
私は映画や音楽、文学、アートにどっぷり浸かった人間でもあります。
デレク・ジャーマン作品のファンで、殆どの長編作品を観ました。
(日本に住んでいた頃は、映画業界で仕事をしていました)

1995年にロンドンへ旅行した際には、デレク・ジャーマンの庭の本
「Derek Jarman's Garden」を手にしてページを捲った時の感動は今でも忘れられません。

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「Prospect Cottage」

1986年から1994年に亡くなるまで彼が暮らしたコテージで
ドーバー海峡に面したダンジェネス(Dungeness)という小さな漁村にあります。

周りには海と原子力発電所しかない、石だらけの荒れ地です。
そんな環境の中、園芸家でもあったジャーマンの独創的な感性で作られた庭。

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この日の空はどんよりと重い灰色で雨も降りだした憂鬱なお天気だったけど、
ダンジェネスのシュールな風景にふさわしいというか。

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ジャーマンの死後は、彼のパートナーだった方が住んでいました。

きっと今でもそうなのかな・・・。

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境界線も囲いもないオープンな庭ではありますが、
敷地内に勝手に足を踏み入れて見て回るのはどうかと思うので
コテージの前を通っている道からそっと眺めさせてもらいました。

私達の後にも車が止まって、カップルが写真を撮っていましたよ。

IMG_3945.jpg


石や貝殻を拾いにコテージ近くのビーチへ。
しとしと降っていた雨が強くなってきました。

ダンジェネスは、誰にでもおすすめするような所ではありません。
それでも退廃と不思議な美しさが共存するこの場所に
魅了される人は少なくないようです。
私はまた来たい。

IMG_3920.jpg


Derek Jarman's Garden - Gardener's World BBC TV

' It is a weird and wonderful place, but in many ways humble. '
(By Alys Fowler/ The Guardian)


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